ミネラル

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ミネラルと身体の関係

たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミンと並び、5大栄養素のひとつである「ミネラル(無機質)」。そもそも、ミネラルとは何か知っていますか?ミネラルとは、実は私たちの体の一部です。

人の体を元素にまで分解してみると、炭素(C)・水素(H)・酸素(O)・窒素(N)の4つで全体の約96%ができている。「ミネラル」とは、この残りの4%にあたる元素の総称。つまりミネラルはカラダの重要な構成成分です。

このほか、ミネラルは体液量や酸・アルカリ度の調整、筋肉や神経のはたらきの調節にも欠かせない。さらにビタミンと同様に、炭水化物やたんぱく質、脂質などの代謝にも深く関わっている。
私たちにとって、ミネラルの必要量はごく微量。しかし生命維持には不可欠の栄養素なのです。

ミネラルは、残念なことに人間の体内で作り出すことができないため、食べ物から補うしかない。しかし、摂取量が不足すると欠乏症が起き、さまざまな病気のもとになってしまう。カルシウム不足による「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」や、鉄分不足による「貧血」は耳にしたことがあると思います。

このミネラル欠乏症、女性はとくに注意したい。生理や妊娠、更年期など女性特有の事情は、ミネラル不足を引き起こしやすい。毎月の生理では鉄分が大量に失われ、更年期を迎えると骨のカルシウム量は急激に減少してしまう。また、極端な食事制限によるダイエットもミネラル不足の大きな原因。日ごろから、積極的なミネラル補給が必要です。

ミネラルのなかでも、とくに不足しやすいのが「カルシウム」。なんと日本人は、摂取量が目標値を上回ったことが過去約30年間一度もないという「慢性カルシウム不足」。さらに、これに加えて最近の調査では、鉄、銅、亜鉛、マグネシウムさえも不足している。豊かな食生活を送っているようでも、今や日本人は「深刻なミネラル不足」です。

ミネラルの種類 多く含んでいる食品の例
ナトリウム 食塩、しょうゆ
マグネシウム 豆類、種実類、海藻類、魚介類
リン 魚介類、牛乳・乳製品、豆類、肉類
カリウム 果物、野菜、芋、豆類、干物
カルシウム 牛乳・乳製品、小魚、海藻類、大豆製品、緑黄色野菜
クロム 魚介類、肉類、卵、チーズ、穀類、海藻類
マンガン 穀類、豆類、種実類、小魚、豆類
海藻類、貝類、レバー、緑黄色野菜
レバー、魚介類、種実類、豆類、ココア
亜鉛 魚介類、肉類、穀類、種実類
セレン 魚介類、肉類、卵
モリブデン 豆類、穀類、レバー
ヨウ素 海藻類、魚介類

ぜひ参考にしてください。

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