長寿には正しい背骨が不可欠!

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人間は46個の染色体を持つ

生物は、精子と卵子が接合した受精卵から始まります。 生命誕生を司る精子と卵子は生殖細胞と呼ばれ、他の細胞

(体細胞)とは区別されます。 なぜ区別されるのかというと、両者には決定的な違いがあるからです。 人間の体細胞

は例外なく、その核に23対の染色体を持っています。 合計すると46個の染色体があります。 ところが精子や卵子の

生殖細胞には半分の23個の染色体しかありません。 なぜなら、精子と卵子がそれぞれ46個の染色体を持っている

と、受精した際、通常の人間の倍である92個の染色体を持つことになり、人間ではなくなってしまうからです。 そ

うならないために、両者は染色体を半減させる減数分裂を行っています。

 

その高い知能から高等生物といわれる人間ですが、人間と他の動物たちは、染色体の数でどう違うのでしょうか。

例えば、人間に近いといわれるチンパンジーやゴリラなどの類人猿の染色体は48個あります。 牛は60個、ウマは64

個、猫は38個、動物ではないサツマイモで90個あります。 つまり、染色体の数と知能にはまったくといっていいほ

ど関係はなさそうですね。

 

人間の46個の染色体のうち2個は性染色体と呼ばれ、X染色体が2個であれば女性、X染色体とY染色体が1個ずつであ

れば男性となります。 実は、男性に必要なY染色体が近年減少しているという研究結果があります。 オーストラリア

国立大学のジェニファー・グレイヴス教授によると、なんとY染色体の中にある遺伝子が減りつつあり、500万年以

内に消滅してしまう可能性があるというのです。 3億年前、Y染色体の遺伝子数は1400個でしたが、現在では45個に

まで減っているといいます。 通常、遺伝子は対をなしているため、たとえ遺伝子情報が欠損してもどちらかで補え

るのですが、Y染色体は対ではないので劣化コピーを繰り返すしかないのです。 今後、対応策も見つからず、もしも

男性が消滅すれば、人類は存亡の危機に陥るかもしれないのです。 今のところ原因は不明ですが、環境問題や現代

社会のストレスなどが有力視されています。

生命の寿命とは

現在、人間の寿命の限界は120~130歳とされています。 では、なぜ120~130歳が限界なのでしょうか。 人間の体

は細胞でできています

その細胞一つ一つが生きていて、寿命があります。 ですが、ほとんどの細胞は細胞分裂によって再生されます。 こ

の細胞分裂が人間の寿命と密接な関係があるのです。

 

動物、植物、菌類など細胞内に細胞核を有する生物のことを真核生物いいます。 この真核生物の寿命の鍵を握って

いるのは、染色体の両末端に位置するテロメアという部分になります。 テロメアは塩基という化学物質でできてい

て、細胞複製時のエラーを防いだり、染色体を保護したり、安定化させる働きを持っています。 一方、細胞が1回分

裂するごとに、先端が切り取られ、少しずつ長さが短くなっていきます。 人間が産まれたとき、テロメアの塩基配

列はおよそ15000ほどとされますが、35歳でその数は半分まで減少し、6000を下回ると染色体が不安定になり、さ

らに2000まで低下するとそれ以上は細胞分裂できなくなります。 細胞の内側にある遺伝情報を傷つけないためで

す。 この状態が細胞老化といわれるもので、真核生物が老化するメカニズムとなります。 人間も例外ではありませ

ん。

 

このテロメアで左右される細胞分裂の限界数は生物種ごとに異なり、人間の場合は約50回だとほぼ決まっています。

この限界数は長寿で有名なカメの場合、なんと108回。 このことからも細胞分裂の回数と寿命の関係は深いといえる

でしょう。 テロメアの調査結果ではこんなことも分かっています。 76歳男性とその孫にあたる27歳男性のテロメア

を調べたところ、76歳男性で76%、27歳男性で40%減少していたことが判明しました。 このことから、老化は意外

にも早く起こることが分かります。 しかし、最近になってテロメアの長さを伸ばすことのできるテロメラーゼとい

う酵素を生成する遺伝子が発見されました。 これを人体に取り入れる事ができれば、寿命が200~300歳まで延ばせ

る可能性があるというのです。 それが良いことなのか悪いことなのかは賛否両論ありそうですが、テロメアがすべ

ての老化現象の原因ではないため、まだ研究すべき課題は残されているというのが現状です。

背骨と寿命の関係性

では、ここまで説明したテロメアが人間の寿命と深い関わりがあるというのなら、背骨を使って間接的に神経にアプ

ローチをするカイロプラクティックと寿命は一見すると関係がないように思えます。 しかし、そうではありませ

ん。 背骨と寿命には大きな関係があります。

 

カイロプラクティックを発見したのはD・D・パーマーです。 そして、カイロプラクティックの発展に貢献したの

が、息子のB・J・パーマーです。 B・J・パーマーは何万体ものご遺体を解剖し、すべての背骨を調べました。 する

と長寿だった人は例外なく背骨がしっかりしていたということが判明したのです。

 

カイロプラクターは神経と脳の専門家です。 体の情報がしっかりと脳に伝われば、脳はすべてを調節して、全身の

調和が取れるようにしてくれます。 この全身の調和というものが細胞の寿命の長さにも関係しています。

 

体はすべて細胞でできています。 骨も、内臓も、神経も、脳でさえ細胞の集合体です。 細胞一つ一つがエネルギー

を発していて、細胞同士が連携することで、全身の機能が正常に働くわけですが、脳が体の情報をしっかりと受け取

れなければ、全身の調和が乱れ、ひいては細胞一つ一つが効率よく働けなくなります。 すると、細胞一つ一つに余

計な負担がかかるので、その分細胞の疲労が早まり、細胞は死滅します。 そうなれば、本来必要なかったかもしれ

ない分裂をして体を維持しようとします。 人間の細胞分裂の回数は、ほぼ50回と決まっていますから、必然的に寿

命が縮まってしまうということです。

 

ということは、定期的にカイロプラクティック・ケアを受けて、健康な背骨を維持することは長寿にも繋がるといえ

るのではないでしょうか。 それでなくとも、日々体になんらかの不調を抱えていれば、それだけでストレスが溜ま

り、寿命に影響してしまいそうですよね。 体内不調は体からあなたへのSOSのサインです。そのシグナルを敏感に

感じ取り、背骨を調節することで神経のサイクルを正常にし、脳へ正しい情報を届けましょう。

 

健康な背骨が維持できれば、神経がしっかりと守られ、体の情報はしっかりと脳へ届きます。 脳にしっかりと体の

情報が届けば、脳が体のすべてを調節してくれる。 すると全身の調和が取れるので、細胞のエネルギー効率が良く

なる。 エネルギー効率が良くなれば、細胞に余計なストレスがかからなくなるため、細胞分裂の回数が最低限に抑

えられる。 ということは、直接的に長寿に繋がる。 自明の理ですね! それも、ただの長寿ではありません。 健康

な体を維持しての長寿です。 100歳生きれても、不健康では人生を楽しめませんよね。 健康な体を維持すること

で、人生を楽しみ、健康長寿を全うしましょう!

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